保湿

バリア機能が低下し、乾燥した状態のアトピー性皮膚炎の肌に必要なケアの一つに保湿があります。三大保湿因子と呼ばれている成分を十分に補給することが、アトピー肌に効果的です。三大保湿因子とは、肌のバリア機能や水分保持力を担っている成分のことです。セラミド、天然保湿因子(NMF)、皮脂がこれにあたり、三大保湿因子が不足した状態では肌がカサカサになりやすく、外部刺激や異物に弱くなってしまいます。天然保湿因子としてはアミノ酸などの成分が該当し、皮脂に関しては類似成分としてスクワランなどをあげることができます。

こうした成分が配合されている保湿剤を使用することによって肌をケアしてあげるのが効果的です。保湿剤を選択する際には、なるべく皮膚への刺激がないものが望ましいです。皮膚に刺激を加えるような添加物などが配合されていないものを選びましょう。

なお、無添加の保湿剤であればどれでも大丈夫というわけではありません。保湿剤に含まれている脂質の種類によっては、皮膚の角質層内に存在する細胞間脂質のバランスが乱れてしまい、かえって肌のバリア機能や水分保持力を損ねてしまうことになりかねません。保湿剤選びでは添加物だけでなく配合されている脂質の種類にまで目を向けることが大切です。